2017-02-12 15:46 — asano
カセットテープやMDから半導体メモリに変わって自作が現実的になった携帯オーディオプレーヤ、実際に作られた方がおりキット化もされていました。
キットは基板のみなので適当なケースに収めていました。実用的で一時期通勤中に使っていたこともあります。
外部に見えるのはヘッドホンジャックとボタン6つのみで、電池交換や曲の書き込みはカバーを開けて行います。
ボタンは左から音量小・音量大・前曲・次曲・再生/一時停止(電源ON)・停止(電源OFF)だったと思います。
カバーを開けたところ、電池交換のたびに開ける必要があるのでネジは外したままです。
中央の子基板はスマートメディアのソケットが載っています。
電池ホルダは特に固定してあるわけではなく置いてあるだけです。ジャックのある方を上にして胸ポケットなどに入れて使っている分には問題はなかったですね。
6つあるボタンですが、何だと思いますか?
これ実は銅製のリベットです。スイッチとケースの隙間に上手くはまるように頭を平らに削っています。また長すぎるので短く切り詰めています。
左上のMAS3507DというのがMP3をデコードするDSPです。これは確かmpmanにも使われていたはずです。DC-DCコンバータも内蔵しているので電池の1.5Vから3Vを作っています。
右上のAT90S8515はAtmelのAVRマイコン、私がAVR好きになったのはこのキットで使ったからですね。
右下のDAC3550は名前の通りD/Aコンバータです。ヘッドホンを直接駆動できるアンプを内蔵しています。
下のコネクタ(J2)はスマートメディア子基板へのもの、キットには普通のピンヘッダが付属していたと思いますが、このケースに入れるにあたって厚さを抑えるために交換しています。
子基板にはスマートメディアのソケットのみです。
このキット、ソースコードも公開されているので拡張も試みましたね。
- 最初にやったのはシャッフルモードの追加です。後に本家も対応し、その後の本家の変更とのマージも面倒になったので本家のソフトに戻しています。
- 7seg.LED追加による現在トラックの表示も一時つけていました。ポートに余裕は無いのでシフトレジスタ使用です。
コメントを追加