2016-05-19 23:11 — asano
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1990年代前半のPC(PC-9801ではなくて)には3.5インチと5.25インチのFDDを装備するのが割りと一般的でした。そこで登場したのが5.25インチFDDのサイズの中に3.5インチと5.25インチのFDDを収めてしまったこれです。
TEACのFD-505です。薄型の5.25インチFDDの上に3.5インチを重ねてベゼルを一体化した構造です。5.25インチの方もレバー式は厚さ的に無理なのでしょう、挿入すると勝手にロックする3.5インチと同様のタイプです。最初は、出てこなくなるんじゃないか、チャックに失敗してワカメになるんじゃないか、とちょっと心配でしたね。
これはリアです。電気的にも2つのドライブは一つになっていて、コネクタは共通で形式は3.5インチのものになっています。5.25インチFDDのコネクタはカードエッジですから正しい選択でしょう。どちらをA:ドライブにするかはジャンパピンで変更可能だったはず。もちろんケーブルのツイストでも対応できます。
FDDは元々1本のケーブルに2台(PCは2台までしかサポートしませんが、本来は4台までです)接続可能ですので、ソフトウェアからは普通のドライブが2台接続されているのとまったく同じに見えます。
新品を買ったのか中古・ジャンクで買ったのか記憶に無いですが、一時期使用していたのは確かです。ケース選ぶときに5インチベイの多さで選んだら、3.5インチのベイがフロントに無かったということがありましたので。普通は3.5インチベイはあるでしょうからあまりメリットが無かったのでしょう、このようなドライブはこのFD-505しか見たことが無いです。
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