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Garmin eTrex Legend-J (分解編)


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間があいてしまいましたが分解編をお送りします。

ゴムバンド
樹脂製のケースの合わせ目をこのようなゴムバンドでカバーする構造になっています。

両面テープのようなもので貼り付けてあるだけなので、永く使っていると剥がれてきてしまいます。ネットにもよく書かれていたのでよくあるトラブルだったのでしょう。材質がゴムなので貼り直すのは困難(すぐまた剥がれてしまう)です。
テープもかなり劣化していて剥がそうとしたらボロボロになってしまいました。防水のためにこんな構造になっているのだと思いますが、開けることは考慮していないですね。どんな故障でも修理に出すと交換されると聞いたこともあります。

コネクタ部
これはコネクタ部分です。普段は上記ゴムバンドの一部(最初の写真で上部の内側に出っ張ったところ)でカバーするようになっています。これの開け閉めも剥がれる原因の一つのように思いますね。

端子が樹脂ケースに埋め込まれていて単純な構造ですが、防水のための配慮ですね。

このコネクタで電源の供給のほか、PCとシリアル通信ができました。ケーブルもどこかにあるはずですので、出てきたらお見せします。

カバーと基板
周囲のテープをすべて取り除いたら、あとはツメで固定されているだけでした。

左が裏側のカバーです。先ほどのコネクタにはリード線が直接ハンダ付けされています。防水のため後から何か流し込んであるように見えます。一方、電池からの配線は中央の2本のバネで基板に接触するようになっています。

中央は基板、真ん中に金色のランドがあり、先ほどのバネから電源を受けます。左上は金属箔がはってシールドされていましたが、中を見るために剥がしました。

右は表側のカバーになります。LCDと操作用のスティックが取り付けられています。

基板 下側
表面実装部品ばかりで表裏がわからないので、組み立てたとき下側になる面です。

右上のシールドのところはGPSの受信回路と思われます。右上隅には変わった形状の8ピンのデバイスがいます。金色のランドが4つ並んでいるところは反対側のパッチアンテナへの接続部です。両者のちょうど間にチップ部品が斜めになってしまっているところがありますね。

上下に出っ張っているのは操作ボタンのスイッチです。

左下のTE28F160はNOR型のFlash EPROM、16Mbit品です。
上の2つはマイコンとRAMと思われますが、この写真では型番が見えません。

基板 下側 (一部拡大)
よく見えなかったところを角度を変えて拡大してみました。

「GARMIN」ロゴのデバイスは詳細不明です。
右のCY62136VLL-55ZIは128k×16bitのSRAMでした。
横にはバックアップ用なのかボタン電池もあります。

基板 上側
基板上側でもっとも目を引くのは左のパッチアンテナですね。
中央のコネクタはLCD・スティックへの配線です。

基板 上側 (一部拡大)
これは東芝のTC58DVM82A1FT00、256MbitのNAND型Flash EPROMです。おそらく地図やトラックログ等の保存用でしょう。

2018年11月28日 追加:
ケーブルを発見しました。


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