2017-08-09 23:37 — asano
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Libretto 110CTの予備に買ったバッテリパックも見つけました。
PA2503Uということは大容量バッテリパックですね。標準のものはPA2502U、外形・サイズは同一だったと思います。
10.8V 2400mAhということは3セルですね。
ノートPCのバッテリパックは奥の方(ヒンジ付近)にあるものが多いですが、Librettoシリーズでは手前側に付きます。LCDを大きく開いたときでも重心が後ろにいきすぎないので膝の上でも安定して使えました。
端子は11ポジションのうち1ピンが抜いてあります。
これが内部、以前中のセルを交換できるか開けてみたようで、カバーの接着は剥がしてありました。
セルは3つではなく6つ、ということは2つが並列に接続されているということです。単純に並列になっているのか個別に制御しているのかですが、左の2つのセルと中央の2つのセルの間をみると単に並列接続しているように見えます。セル自体はよく見かける18650ではなく若干細長い17670です。
基板から赤いリード線でのびているのは何でしょう? 茶色いテープが貼られている横の銀色の円筒は温度ヒューズです。
基板上にはICらしきものは2つだけ、24C046と「922 309B」と書かれた8ピンSOPのもののみです。24C046はSTMicroelectronics製、もう一方はMicrochip製と思われますが、詳細はわかりませんでした。
赤いリード線の先は裏に型番がありました。KLIXON 4MM70B1-07 Dual Overcharge and Short Circuit Protectionという保護素子でした。温度と電流で作動し、自動復帰するもののようです。
茶色のテープは温度センサ(おそらくサーミスタ)をセルに貼り付けていました。
さすがリチウムイオン電池のパックは保護回路だらけですね。
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