2017-08-10 23:49 — asano
プリント基板の入ったレジ袋が出てきまして、中を確認したらこんなものが入っていました。
細長い形状の基板、写っているのは2枚だけですが、同じものが4枚もありました。
パッと見でキーボードのコントローラらしいとわかります。「ACK-210」というのが怪しいと思って検索してみたところ、Solid Year ACK-210というPS/2キーボードが引っかかりました(リンク参照)。基板は同一ではありませんが、形状やコントローラICなどよく似ています。コントローラのデートコードも私のは9610(1996年)でリンク先のは9947(1999年)なので、その間に改良されたのでしょう。
左端のCN3はPS/2のケーブルでしょう。上辺の2つのコネクタは20ピンと14ピンでこれもリンク先と同じです。
ずらっと並んでいるダイオードはキー同時押し時の対策でしょうか。D1~D4は必要ないとわかったのかショートされていますね。
コントローラICはロゴといい型番といい見慣れないものですが、「© INTEL 1980」というのが気になります。AT,PS/2キーボードのコントローラにはIntel 8048系が使われることが多いのでこれもそうなのかもしれません。
なんかパターンで無い部分の面積を少なくしようとしたのか、面白いパターンですね。何のメリットがあるのでしょう?
プリント基板製造時のエッチング液の消費量が減るということくらいしか思いつきません。
1つだけあったトランジスタは2N3906でした。小信号用PNPトランジスタの代表的なものです。
シルクを見ると左からE-B-Cと書いてありますね。同じTO-92パッケージでも2SA1015などはE-C-Bなので要注意です。さらにBC558はC-B-Eです。
そういえば大昔、2SC945とか2SC458とかの定番の中で1社だけB-C-Eがあって騙された記憶があるのですが、あれは何だったのでしょう?
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