2017-12-05 23:23 — asano
企画展「計る 測る 量る 明治〜平成のアナログ計測・観測・計算機器」をやっているというので名古屋大学博物館に行ってきました。
地下鉄名城線の名古屋大学駅からすぐのところにあります。
館内は原則撮影禁止となっておりますが、受付にて撮影許可を頂きました。以下の写真はその許可にもとづいて撮影したものです。
これは常設展示の電子顕微鏡 HU-2です。
製造は1942年とのことなので戦中ですね。その後も改良を重ねて1955年まで使用したそうです。
これは国立科学博物館の重要科学技術史資料(未来技術遺産)として登録されています。
以下は企画展のものなのでご覧になりたい方は2018年1月20日までにどうぞ。
これはプラニメーターという図形の面積を求める器具です。
写真で右上に伸びている棒の先を一点に固定しておき、右端のピンで図形の輪郭をなぞるとその面積が求まります。近似値ということですが、何故これだけでわかるのか不思議です。原理の説明もあったのですがその場では理解できませんでした。
この天秤には右側にダイヤルが付いていますね。これを回すと右側に小さな重りが載るようになっています。最後の微調整を楽にするためでしょうか。
光電子増倍管もありました。
豊橋市地下資源館にあったような大きなものではありません。
半導体がこれだけ進歩しても真空管でなければならない分野があるというのは面白いです。
これは電圧計、かなり古そうですが、いつ頃のものでしょう?
「ALTERNATING CURRENT」表記がありますから交流電圧計です。
この一見顕微鏡のようにみえるのは電流計だそうです。1941年、理化学研究所製。
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