2016-07-02 23:14 — asano
私が家で(メインで)使った最初のプリンタNK3618-21です。
現物はもうありませんが、マニュアルが出てきました。
持っていたのはNK3618-21でNK3618-22との違いは漢字フォントを持っていないことでした。当時は文書をプリントすることはほとんど無く、プログラムリストのプリントがメインで、パソコン本体はまだPC-8001mk2の頃なのでプログラムに漢字は使えませんでした。ということでプリンタの漢字対応は必要ないと考えたのです。
さてこのNK3618-21/22はドットインパクト方式という形式のプリンターです。電磁石で駆動されるピンで、帯状の布にインクをしみこませたインクリボンを叩き、インクを紙に転写する仕組みになっています。最近ではあまり見かけない形式ですが、カーボン紙による複写が可能なので、複写伝票などのプリント用に細々と生産が続けられているようです。
用紙は普通のカット紙のほかに連続紙が使用できました。連続紙というのはファンフォールド紙とも呼ばれ、縦に長い紙の両側に穴が開けられていて、一定の長さ(通常は11インチ)ごとにミシン目が入って折りたたまれている紙です。カット紙の場合、自動で給紙してはくれず1枚ごと手でセットしなくてはいけなかったので、私はもっぱら連続紙を使っていましたね。連続紙の場合は本来オプションのピンフィーダ(左右端にある穴を使って紙を送る装置)を付けるのですが、金を惜しんで付けていませんでした。プリントしていると少しずつ紙が左か右に寄っていってしまうのですが、1枚ごとセットするよりはマシということで我慢していました。
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