2023-10-01 21:02 — asano
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今回はホスト名についてです。
ホスト名とは、ネットワークに接続されたホスト(ワークステーション・パソコンなど)に付けられた名前で、DNSなどによって実際のアドレスに変換されます。定義として正確かはわかりませんが今回の話にはこれで十分です。要はリモートでログインしたりアクセスするのにアドレスより憶えやすい名前が使えるということですね。
パソコンなんかだとネットワークからアクセスすることは少ないのであまり必要は無く購入したときやセットアップ時に勝手につけられたのをそのまま使ってる人も多いと思います。
それだとアドレス憶えるのと大差ないので、サーバなど外部からアクセスものではもう少し憶えやすい名前が欲しいところです。
で、wwwとかmailとか機能名を付けることが多いわけですが、ホストと機能が一対一に対応しなかったりで本名は機能と関係なく付けて機能名は別名付けることも多いですね。
ちなみに本名でも別名でもIPアドレスに変換可能ですが、逆にIPアドレスから名前に変換しようとすると通常本名だけが得られます。
機能名は似たり寄ったりのものが多いですが、本名は命名者の趣味が出たりして面白いものがあります。
ということで自分が付けたり身近にあったものを紹介していきたいと思います。
命名に最初に触れたのは大学の研究室、ちょうど私が入ったと同時に導入された感じなのですが当初は研究室名(教授の名)+番号でした。これ1,2はいいんですが3はうっかり口走れない(△△3は「△△さん」に聞こえるので、△△3が落ちたならまだしも△△3使い物にならないとかはヤバい)ので、あるとき軍用機の名前から eagle, harrier, falcon に改名しました。4台あったはずなのだけどもう一つは思い出せない......
他の研究室では alpaca, racoon,... などと動物名で突けているところもありましたね。
自宅に10BASE-2を引っ張った時には mercury, venus, earthは欠番, mars, jupiter, saturn, ... と惑星名から付けました。
こういう順番のある命名はIPアドレスと対応させられるので個人的には好きです。これ命名法は今でも使い続けています。
そういえば venus は世界で最も多く使われているホスト名だとどこかで読んだ気がします。
DHCPで運用されるノートやWindows機については命名する意味がないのですが、何か付けておかなくてはならないので phosgene, yperite, ricin, chlorine などと毒の名前を付けていたこともあります。Windows機は面倒なのでデフォルトのままも多いですね。
就職後ははじめは自分専用機の命名は自由だったので emily, betty, francis などと旧日本軍機の連合国側コードネームから命名していました。のちに部サーバもadmin数名で決めた気がするのだけど憶えていないです。そして2000年を過ぎる頃から少しずつ制約が増えて自由に命名は出来なくなってしまいました。
考えたけど使わなかったのは元素名です。原子番号をIPアドレスと対応できるし、数も十分(個人では使いきれない)、さらに2文字の省略形まであるというなかなか好条件です。なぜ使わなかったかというと、思いついたときにはもう新規に命名する状況が無かったのです。
2023-10-14:追記
思い出しましたが大学の電気電子工学科の共通サーバは king, queen, jack と命名されていました。これ4台目が増えたら ace かなぁ。
コメント
ホスト名
自宅PCのホスト名は、ギリシャ文字を順番に用いていますね。98互換機にalphaと名付けたことに始まり、現在はpirhoです。あまり短い名前にしないために、piとrhoをつなげました。
munuxiなんて名前にしたこともありました。
etaは欠番にしました。前後のzetaとthetaは、単独で用いた方が良かったので。
Re: ホスト名
ギリシャ文字もいいですね。
rhoまで行ってるということは(いくつかつなげたにしても)一度使ったものは使いまわしていないのですね。
私は使いまわしてしまうことが多いです。そうでないと惑星だけでは足りなくなって衛星まで使う羽目になりそう。
△△△△3が死んだ
△△△△は関連会社短縮名なんだけど、死んでねえ(笑)、ってやり取りはうちの会社でもありました(笑)
家のホストネームは、今はキリスト教の天使名と聖人名にしています。新世紀◯◯○◯◯◯◯◯。
Re: △△△△3が死んだ
あぁ、現実になっちゃったんですね。
アレに出てきた3台の名は日本中で使われたんだろうなぁ。
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