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国立国会図書館デジタルコレクション


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先日も今は無きモノ(書籍編)で『Small-Cハンドブック』が国会図書館デジタルコレクション(館内限定公開)になっていると書きましたが、数日前に驚くべきニュースが入ってきました。

まず「国会図書館デジタルコレクション」とは何かということなのですが、簡単に書くと所蔵資料をスキャン(撮影)してデジタル化しブラウザから閲覧できるようにしたものです。利用者視点でのメリットは閲覧申請して出てくるのを待つ必要が無いこと、図書館側からは申請ごとに書庫から取り出さなくてよく資料の劣化も防げるといったことがあります。

ブラウザから閲覧できるならそもそも行く必要もないのではと思うかもしれませんが、著作権の関係からか館内からしか閲覧できない資料が大半でした。

なのですが……

Twitter(現X)で「エンサイクロペディアアスキー」(月刊アスキーの4~6月分を合本にしたもの)が自宅などから閲覧できるようになっているというツイートがありました。

『Small-Cハンドブック』もあらためて見に行ったところ閲覧可能になっていました。前の記事書いていた時は駄目だったのですが。

どうもパソコン関係だと1980年代頃までの書籍がわりと対象になっています。

雑誌は記事毎に著者がいるからかあまり対象になっていないようです。「エンサイクロペディアアスキー」は書籍扱いだからかな。

個人的には80年代まであればかなり助かりますね。雑誌類も対象になれば最高なんですが、そこは今後に期待ということで。

現在公開範囲は次のように分かれているようです。

  1. ログインなしで閲覧可能
    誰でも閲覧できます。想像ですが保護期間満了とか権利処理の済んだものと思います。
  2. 送信サービスで閲覧可能
    本人確認して本登録した人が閲覧できます。出版から時間が経って入手が難しいもの(出版社などへの影響の少ないもの)が対象かなと予想しています。要求があれば館内限定に変更されるかも。
  3. 国立国会図書館内限定
    国立国会図書館に出向かないと閲覧できません。

そもそもデジタル化自体されていない資料が膨大にあるので行かなくてはいけない状況はあまり変わらない気もしますが、それでも館外から閲覧のハードルがかなり下がったのは事実で今後のデジタル化の進展に期待です。


コメント

ログイン必要です。
ログインしないと見れないようにしてありました。

資料によってログイン不要・ログイン必要・直接足を運ぶ必要のどれかに分類されています。

こんにちは
エンサイクロペディアアスキーが読みたくて本登録申請中です。
自宅(地方です)から読めるようになるなんて・・・いい時代になったものです。
情報ありがとうございました。

これまでも遠隔複写サービスで読むことは不可能ではありませんでしたが、
時間と費用を考えずに読めるようになったのはありがたいことです。
あとは対象が増えることに期待です。

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