2019-07-13 23:32 — asano
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MB8861とMB8870を手に入れたのですが判定ルーチンと一緒に書こうと思いまして、今回は珍しい74シリーズを取り上げます。
一つ目はTIのSN74L42N、BCD to 10のデコーダです。型番表示が右によっているのは古いTI製にはよくありました。1976年製。
何が珍しいかというと「74L」というところ、以前取り上げた74Hとともに滅多に見かけないシロモノです。すぐに74S, 74LSの時代になったのであまり普及しなかったようです。
最初の74は種類が豊富だった(SやLSが作られなかった品種も多い)ためか生き残ったのですが、74L,74Hにはそういうアドバンテージも無さそうです。
裏側にも「74L42」の表記がありました。どうでもいいですが文字が躍っていますね。
製造国はエルサルバドルでした。
もう一つありました。
1975年製のSN74L04N、やはりTI製です。
ピンの根元の太い部分がなにやら不思議な形状ですね。
裏には「041」と書かれています。なんか出荷後に書かれたようにも見えますが、どうでしょう?
右上のキズのようなものが気になったので拡大してみました。
よく見るとキズではなさそうですね。
なんか成型したときに「す」が入ったように見えるのですが... 大丈夫なのでしょうか? 場所的にはあまり害はなさそうですけど。
参考文献・関連図書:
SN5442A thru SN5444A, SN54L42 thru SN54L44, SN54LS42, SN7442A thru SN7444A, SN74LS42データシート, Texas Instruments.
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