メモリ配置・各種オプション・使用するコンソールドライバなどはconfig.inc
に記述します。
対応プロセッサによって有効な記述は異なりますが、何が有効で何が無効かはconfig/
ディレクトリのサンプルを参照ください。
ROM_B
主に6502, MC6800などのようにアドレスの大きなほうにROMを配置するプロセッサ用で、ROMの開始アドレス(= UniversalMonitorのプログラム開始アドレス)を指定します。
ENTRY
ユーザプログラムから内部ルーチンを呼び出すためのジャンプテーブルの開始アドレスを指定します。ジャンプテーブルの仕様は暫定です。
EXT_BUS
(Z8のみ)外部バスの使い方を指定します。0で外部バス不使用、1で12ビットアドレス、2で16ビットアドレスになります。
EXT_STACK
(Z8のみ)スタックエリアをレジスタ空間に置くか、外部アドレス空間に置くかを指定します。上で外部バス不使用を選択した場合はレジスタ空間を選択する必要があります。
WORK_B
ワークエリアの開始アドレスを指定します。当然RAM上である必要があります。プロセッサによってはゼロページなどの特別なエリアを要求するものもあります。
REGPTR
(Z8のみ)レジスタ空間のどこを
R0
~R15
として使うかを指定します。STACK
スタックポインタの初期値を指定します。
BUFLEN
行入力バッファのサイズを指定します。このバッファはASCIIダンプのためのバッファも兼ねているので必ず16以上にしてください。
USE_IDENT
起動時にプロセッサの自動判別を行なうかどうかを指定します。
一部にプロセッサ判別で特定のプロセッサが検出された場合のみ有効になるコマンドがあります。そのようなコマンドが必要な場合は1にしてください。
またプロセッサの判別には未定義命令が使われていることがあります。それが悪さをする場合は0にして回避してください。
USE_REGCMD
レジスタ関係コマンドを使用するかを指定します。これには
SWI
命令などによるブレーク、R(egister)コマンドによる表示・変更、G(o)コマンド実行時にレジスタを設定する機能が含まれます。USE_NATIVE
(6809のみ)プロセッサとしてHD6309が検出されたときにデフォルトでネイティブモードにするかを指定します。
USE_DEV_YYYY
特定のコンソールドライバを使用するかを指定します。