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SNJ54ALS38AJ


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P8185を買ったときついでにこんなのも一緒に買っていました。


TIのSNJ54ALS38AJ、オープンコレクタのNANDゲートです。

パッケージはセラミックのCERDIPですが、上面が賑やかですね。

1行目、GFAFは不明ですが9051Yはおそらくデートコードで1990年51週、台湾製です。

2行目のSNJ54ALS38AJが型番ですが、データシートを見ると少し不思議な点があります。データシートのタイトルにはSN54ALS38B(改良版のデータシートしか見つかりませんでした)とありますが、PACKAGING INFORMATIONの欄ではSNJ54ALS38BJと「J」が増えています。末尾のJはCERDIPを表すのでいいのですが、SNJのJは何でしょう?

探してみるとTIのフォーラム(下記リンク参照)に命名法の資料がありました。それによるとSN : Commercial Processing / SNJ : MIL-PRF-38535とあり、詳細はわかりませんが54 / 74とは独立しているようです。ALS38にはSN74とSNJ54しかありませんが、例えばLS00にはSN74, SN54, SNJ54が存在しています。

3行目の5962-8687101CAも型番のようですが、軍の番号かな。上記PACKAGING INFORMATIONにはこちらも記載されていましたし、ググればちゃんとこのデバイスにたどり着きます。

4行目も「54ALS38A」を含んでいますね。


裏側はシンプルに「459」のみでした。

以前の54LS14にあったような長方形の窪みはありません。

この手のミリタリ規格のデバイス、つい物珍しさで買ってしまいますが実質的なメリットはないんですよね。

参考文献・関連図書: 
SN54ALS38B, SN74ALS38Bデータシート, SDAS196B, Texas Instruments.
"Texas Instruments Military and HiRel Products Nomenclature and Process", Texas Instruments.
SN5400,SN54LS00,SN54S00,SN7400,SN74LS00,SN74S00データシート, SDLS025D, Texas Instruments.

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