2022-08-19 20:58 — asano
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初めて組んだPCのケース、ケース自体は捨ててしまったと思うのですがフロントパネルだけは残してありました。
当時ミドルタワーと呼ばれていたものです。
上の大きな開口部は5インチベイ×3、中央のは3.5インチベイ×2です。紛らわしい3.5インチベイのカバーはこれに付属していたものでした。
電源スイッチは波動タイプ、AT電源でしたが大抵はオルタネートのプッシュスイッチで波動スイッチは珍しかったと思います。(これが後に問題に...)
操作部を拡大してみました。
スモークのカバーは上下に移動可能で、これは一番上に上げた状態です。前の写真が下げた状態で、電源とリセットを頻繁に使う人には不便だったかと思います。私は下げたままにしていたかな。
小型PCでも書きましたがTURBOスイッチがあるのが当時のPCの特徴です。
緑色の窓はクロック表示、2½桁の7セグメントLEDが入っていてCPUクロックを表示可能でした。詳しくは後で。
右端の鍵穴はキーボードロックだったかな。実体は単なるON-OFFスイッチでマザーボードにキーボードをロックする機能があったはずです。
人の目のあるオフィスとかならともかく、ドライバ持ってきて開けてしまえば解除できるわけですから。
裏側はこんな感じです。
ケース本体には下のツメを引っかけて、上側1個所をネジ留めだったと思います。
スイッチやLEDは今とそう大きくは違わないと思いますが...
違っていたのは電源スイッチとクロック表示ですね。
左上のグレーの大きなのは電源スイッチです。ATX以降はソフトウェアで電源制御を行なうのでフロントパネルの電源スイッチは単なる押しボタンですが、AT電源のスイッチはAC入力を直接ON-OFF(しかも両切り)するのでゴツいスイッチが使われています。
コードを切断した跡がありますが、これはフロントパネルだけを保存するために切ったのではありません。
上に書いたようにAC入力に繋がっている事情からかAT電源の電源スイッチは電源と一体です。通常、電源を交換するときはスイッチをケースから外してスイッチごと交換します。スイッチは一般的にはオルタネートのプッシュタイプが使われ標準化されているのでそのまま交換できるのですが、このケースでは互換性のない波動スイッチが使われているため簡単にはいきません。
一度目はコード切ってハンダ付けし直し、二度目は面倒になって古いコードは切って新しい電源のスイッチはそのままケース内に転がしておいたような... この辺り記憶があいまいなので違っているかもしれません。
どうせ24時間運転していて電源スイッチなど滅多に触らないので無くても困らないだろうと。
残るはクロック周波数表示です。といっても周波数カウンタのようなものが入っているわけではありません。
どうなっているかというとLEDの各セグメントごとに、(a) 常時点灯・(b) TURBO ONで点灯・(c) TURBO OFFで点灯・(d) 常時消灯を選ぶようになっています。その設定のためのジャンパピンが並んでいます。TURBOのON/OFF情報は、TURBOスイッチとマザーボードの間に挟むんだったかな。
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