2022-08-20 22:21 — asano
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以前Super I/O ボードについて書きましたが、最近もう1枚出てきました。
同じようなボードをもう一度取り上げようと思ったのは、これがおそらく最初に組んだPCに使っていたものだから。
最初に買ったET-4000と載っているデバイスのデートコードが近いのでおそらくこれも最初に買ったものの一つではないかと思います。
機能としてはIDE HDDのポートが1つ(2台まで接続可)、FDDのポートが一つ(これも2台まで接続可)、シリアルポートが2つ、パラレルポートが一つです。いわゆるゲームポートは付いていません。
この手のボードは中国製とか台湾製とかが多いですが、これは何とアメリカ製ですね。
古いボードなので設定用ジャンパがずらりと並んでいます。PAR IRQ 7/5のところが抜けてるのは後にIRQが足りなくなってLPTをポーリングにした名残かもしれません。
コントローラICは中央のQFPですが、「Prime 2」が型番にあたるのでしょうか。
下の3つのLS245はバストランシーバですね。接続されているカードエッジの位置から両端のU2,U3はデータバスのバッファのようです。
右上の1489D1と1488D1はシリアルのレベルコンバータですね。ISAバスには±12VがあるのでMAX232のようなチャージポンプ付きは必要ありません。
それにしても部品がゆったり配置されていますね。基板幅はカードエッジで決まってしまい、高さは25ピンと9ピンのDサブコネクタで決まってしまったから詰める必要が無かったのでしょう。後にコストに煩くなってくると基板を斜めにカット(180°回転させて集合基板にする)したり、高さを抑えてカードエッジから遠い方のコネクタをリボンケーブルで接続したりするようになります。前回のSuper I/O Boardは後者でした。
当時のパーツも大体出そろったので次回は初PCについて書こうと思います。
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