現在地

デバイス撮影法(照明編)


カテゴリー:

3回目の今回は照明法についてです。

基板などある程度大きなものは離れて撮影するので部屋の照明だけでも撮影可能な場合もありますが、小さなデバイスは接近しての撮影になりますし、特にコピースタンドを使用しての真上からの撮影ではカメラの陰になるので専用の照明が不可欠です。

カメラ内蔵のフラッシュを使う手もありますが強い影が出るので、レフ板的なものを用意するか、複数のフラッシュを併用するなどの工夫が必要になります。また撮影してみないと結果がわからないのも厄介な点です。

個人的にフラッシュ撮影はあまり好きではないこともあってあまり使用していません。

そんな中で長らく使ってきたのはLED式のデスクライトを2台左右に並べる方法です。

位置が高すぎたり近すぎると写り込んでしまいますし、低い位置から横向きに照らすと影が強く出るので適宜位置を調整する必要はあります。

調整が面倒なのもさることながら場所を食うので最近のお買い物(2022/9)にも書いたリングライトを購入しました。

これをレンズに取り付けると全周から照らす形になるので小さなICなどには最適です。

一方、基板などの大きなものでは...

盛大に写り込んでしまいます。これ光沢のある平面を垂直に撮影するという最悪の条件の一つなんですが、やはり記録としては基板は垂直に撮影したいものです。これは今後の課題ですね。垂直にこだわらなければ少し傾ければこの光の輪は外に追い出せます。

こういう欠点はありますが、輪の内側に収まる小さなものや斜めからの撮影には絶大なメリットがあります。特にICの撮影には手放せないツールの一つになりました。

特にこれを付けたレンズをギリギリまで接近させて撮影すると横から照明を当てた形になって、あの読みにくいレーザーマーキングやエンボスもはっきり写ります。


コメントを追加

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
※ コメントは原則公開です。個別のご相談などは「ご意見・ご要望」からお願いします。