2017-04-17 22:20 — asano
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HN27C4096ACC-10のところでLeaded Chip CarrierとLeadLess Chip Carrierが(特に略称だと)わかりにくいと書きました。両方のソケットが見つかったので載せておきます。
まずはLeaded Chip Carrierからです。
これは68ピンのPLCCソケット、AMP製のものです。
端子は側面で接触します。底には丸い柱のようなものがあって少し浮くようになっています。
左手前と右奥の角のところに溝があるのはここに工具を入れて抜くようになっているためですね。矢印はデバイスを挿入する向きを示すもので、1ピンになります。
底のピンの並びは11×11の68ピンPGAと互換です。
配列は互換ですが、ピン番号の振り方は当然違うので、PGA用に設計した基板にソケットを載せてPLCCのデバイスがそのまま使えるということではありません。
続いてLeadLess Chip Carrierです。
これはTEXTOOL/3Mの68ピンLLCCソケットです。
中にデバイスを入れてからカバーを閉じ、ロックする仕掛けになっています。手前の金属のバーがロックなので、これを手前に倒すとカバーが外れます。
これがカバーを外したところです。カバーには向きがあり、裏にすると入らないようにできています。
周囲の端子はバネで上下に動くようになっていて、そこへデバイスをカバーで押し付けるようになっています。つまり側面ではなく底面で接触します。
底面の配列は一緒になっています。
PLCCのものもそうでしたが、底面から見るとソケット内の接続がよくわかります。基板につけてしまうと見えないので、手配線するときは1個余分に用意して手元に置いておくと便利です。紙の資料でも良いのですが、Top ViewかBottom Viewかといった点で勘違いするくらいなら現物を見たほうがわかりやすいのではないかと思います。
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