2017-06-25 20:43 — asano
前に8mmテープドライブのEXB-8200を紹介したことがありますが、これはその上位互換のものです。
富士通製のX5634AFという外付けの8mmテープ装置です。
最初のEXB-8200は大枚をはたきましたが2台目以降はジャンク品ばかり、1万円以上払ったものは無いと思います。
これが正面、ドライブのベゼルが割れていますね。「FUJITSU」ロゴはありますが、型名表示はありません。
背面にラベルや型名表示はありません。
インターフェイスはSCSIです。「TERM PWR」のLEDが付いている装置はあまり見ませんね。SCSI IDはよくあるタイプ、ボタンのところは出っ張っていないので細い棒が必要です。0~7を超えて回すことができないようになっています。ループではなく、7から上に行こうとすると押せないようになっています。0から下も同じです。一般には0~9のスイッチを用いて「8」「9」は「0」「1」として扱われるものが多いのですが、さすが富士通はちゃんと制限しているようです。
「MONITOR」は何でしょう? 9ピンのD-Subコネクタのうち3ピンを使用しているのでシリアルでしょうか。
どこにも型名が無いと思ったら底にありました。X5634AF 8mmテープ装置、これだけでは容量がわかりません。
ドライブ | 容量(圧縮) | 備考 |
---|---|---|
EXB-8205 | 5.0GB | 160XLテープは使用不可 |
EXB-8205XL | 7.0GB | 容量は160XLテープ使用時 |
EXB-8505 | 10.0GB | 160XLテープは使用不可 |
EXB-8505XL | 14.0GB | 容量は160XLテープ使用時 |
1995年当時の8mm薄型テープドライブは知っているだけで以上の4通りありますが、これはどれでしょうか?
開けたところドライブはEXB-8505XLSでした。「S」はよくわかりませんが、最大の14.0GBのもののようです。
左の電源は基板がそのまま入っていました。
リアパネル部分です。
SCSIのリボンケーブルはカラーコードのものが使用されていました。SCSI IDとMONITORもドライブと直結です。SCSI IDが直結なのは予想通りでしたが、MONITORはレベルシフタが間に入っていると思っていました。ドライブに入っているのか、外に必要なのか? 後者ならこのコネクタは紛らわしいですね。
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