2017-12-08 07:24 — asano
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去年時間が足りなくなったトヨタ産業技術記念館に再訪しました。
これは燃費などを測定するシャシダイナモメータです。
駆動輪の下のドラムが回転することで前進することなく走行状態を再現する仕組みです。
右端には排気ガスを回収するホースがあります。これは1971年設置の古いものなので排気ガスの測定はしていませんが、現在のものでは重要な測定項目になっているはずです。
左端の送風器のようなものはエンジン冷却用のものでしょうか。
カーラジオの展示も。
これはその中で一番古いもので、左の方には真空管も見えますね。電源はどうしていたのでしょう?
5つ並んでいる白ボタンは選曲のプリセット、ガラス越しではよくわかりませんが機械的に記憶しているはずです。ちなみにWindowsなどの「ラジオボタン」はこれが元です。どれかを押すとそれまで押されていたものが戻る「1つ選択」機構なので選ばれたのでしょうが、今ではこれを知らない人も多いのでは...
前回チラッと見ただけで通り過ぎた蒸気機関です。
左右のシリンダの大きさが違いますが、左の大きな方が低圧シリンダで右の高圧シリンダを作動させた後の蒸気を利用します。高圧シリンダ横に立っているのは回転数を一定にするガバナ、重りを回転させてその遠心力を利用して蒸気を増減する仕組みと思います。発電機は左奥にあります。
中庭にはここが工場として使われていた頃の発電所の煙突の跡が残されていました。前回はこれにはまったく気づいていません。
やはりここは機械好きにはたまらない施設です。
時間があればあるだけ細部を見てしまうので、2度目の今回も閉館のアナウンスまでいてしまいましたね。
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