2018-04-17 22:04 — asano
カテゴリー:
AGPのビデオボードを発見、一緒に出てきたSCSIボードはまたの機会に取り上げようと思います。
MatroxのP65-MDDA8X64というAGPのビデオボードです。
調べてみるとParhelia-LXにメモリ64MBということですが、ヒートシンクの下にあって確認できませんでした。もう使う予定も無いので固定ピンを抜いてみたのですがヒートシンクはビクともしません。熱伝導用のコンパウンドが固まってしまったのではないかと思います。
Matronの製品はMillenniumの頃から2Dの性能と画質の良さで知られていましたが3Dは苦手としていました。それはParheliaでもあまり好転せず、2D性能は飽和しDVIなどのディジタル接続が主流になると画質の優位も意味がなくなり、一般PC向けでは存在感が薄れてきていました。
このボードも主にマルチディスプレイ目的で使われることが多かったようです。
コネクタもDVI+VGAではなくDVI×2になっています。
個人的にはParhelia系はXFree86やXorgで使うのに難があるので避けて、MillenniumやG200・G450といったのを使い続けていました。このボードも買った記憶はなく、廃棄品をもらったのだと思いますね。
裏面も見てみましょう。左上のラベルで型番が確認できます。
AGPカードエッジの上の大きな正方形のエリアがParhelia-LXのところ、中央に十字に並んでいるのはパスコンのようです。
その上と左に2つずつある小さな正方形はメモリ、ヒートシンクと基板の隙間から覗くと4つとも実装されています。
DVIコネクタ付近にあるQFPはChrontel CH7301A DVI Output Device、DVIのTMDSだけでなくD/Aも内蔵していてDVI-Iのアナログ出力にも対応しています。
最後にブラケットです。
DVI-Iの29ピンのコネクタが2つ、幅一杯に配置されています。
コメントを追加