2018-07-30 23:51 — asano
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昔使っていたAVRプログラマたちです。
これは秋月電子通商で扱っていたAKI-AVRキットです。
今はPIC用のAKI-PICでAVRの書き込みも可能になっていますが、以前はAVR専用のものがありました。
AVRの書き込みには12Vをかけてパラレルで書き込む方法とISPと呼ばれる通常電源のみでシリアルで書き込む方法があります。前者は主にライタのソケットに挿して書き込み、後者はターゲットボード上で書き換えることが可能です。
このキットはその形態からは前者のように思えますが、実は後者の方式で書き込みを行ないます。右端の6ピンコネクタを利用すればターゲット上での書換えも可能です。
これは私の2番目のAVRプログラマでした。AVRをはじめて使ったのはMP3プレーヤキットですが、この時はキット付属の簡易ライタを使用しています。
その後NetBSD(まだFreeBSDだったかも)でも使えるライタとして見つけたのがこれです。公式にはもちろん非対応でしたが...
使い始めるとターゲット上で書き換えることが多く、ソケットの使用頻度は高くありません。そこでソケットを省略して小型化したものを製作しました。
回路やファームウェアはAtmelが"AVR910: In-System Programming"で公開しているアプリケーションノートを参考にしています。
シリアルポートのレベルコンバータには豪勢にもADM232を載せています。それからターゲットにケーブルを接続したまま切り離すためのスイッチを付けています。
D-Subコネクタを使うためか1.27mmピッチのユニバーサル基板に組んでいますね。
この2つは長く使っていたのですが、問題が出てきました。
プログラマ上にAVRマイコンのAT90S1200が載っていてインテリジェントに出来ているのですが、ATtinyやATmegaなどの新しいデバイスに対応していないのです。元になったアプリケーションノートの更新もされませんし、使いたいデバイスへの変更を調べるのも結構面倒です。それに載っているAT90S1200の容量も残り少ないようです。
ということで最近はTL866Aを使うことが多く、こいつらの出番がほとんどなくなっています。
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