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IBM DOS


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木曜日のネットワーク工事に向けて部屋を片付けている時にこれが出てきました。


初めて386bsdをインストールした話の最初に触れたDOSのメディアです。

「5.02だったかな」の記憶はあっていましたね。IBM DOS バージョン J5.02/V、いわゆるDOS/Vと呼ばれていたものです。

パソコンでの日本語表示は主に2つの方式がありました。

  1. 画像として表示する
  2. 文字として表示する

1.はハードウェアは簡単になりますが(特にCPUパワーが低い時代は)速度が犠牲になります。2.は速度は速いですがハードウェアは複雑になります。

文字フォントも大きな問題でした。

  1. ROMで持つ
  2. ディスクなどから読み込む

a.は専用のROMが必要になります。b.なら専用ハードウェアは不要ですが、フォントのためにディスクとRAMの容量を余計に必要とします。また1.の場合はa.でもb.でもできますが、2.の場合は原則a.になります。

8ビットパソコンでは1aが大半でした。NECのPC-9801シリーズが2a(外字のみ2b)で、IBMのマルチステーション5550は1bでした。

当初は実用的に日本語を使うには2.が必要で、PC-9801シリーズはそれで選ばれた面も大きかったようですが、1990年頃になるとCPUパワーも上がりディスクやRAMの容量も増えて1b方式でも十分になってきました。

これですとハードウェアには特に日本語のために必要なものはありませんから海外製のPCでもソフトウェアさえ入れれば日本語が使えるようになります。

それがこのIBM DOS/Vです。

当初はPCを輸入するマニアの間で話題になりましたが、次第に一般にも普及していきました。


これは1枚目、見つかったのは3枚ですがもう1枚ユーティリティか何かがあったような気がします。

シャッターに「2.0 MB capacity」とありますが、それはアンフォーマット容量で通常の1.44MBディスク(IBM用語的にはディスケット)だったはずです。


書込 可 / 否 とありますが、スライドさせる部品がありませんので常に書込不可です。これは3枚ともだったので取れてしまったのではなく、最初から意図的になっていたものでしょう。


コメント

勘違いでなければ、確かIBMでもPS/55以降に出た初期のIBM AT系の機種にROMで漢字フォントを持っている機種がありましたよね。
当時もうそこそこの速さになっていたので必要なかったような気もしましたが。

PS/55のMCA機種以降に出た初期の5510系のISAの機種がそうだったかと思います。
何気にうちにISAの漢字ROMカードだけ転がっていました。

この辺あまり詳しくないのでググってみたのですが、PS/55Zの5510-Tや5510-Zあたりですか?

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