2020-02-08 23:45 — asano
カテゴリー:
2114は以前にも取り上げていますが、Intel オリジナルが出てきたので再度書くことにします。
IntelのP2114A-4、1024×4bit構成のSRAMです。
ピン数は18ピン、内訳は電源に2本・アドレスが10本・データが4本・CEとWEとなります。
データシートによると「-4」はアクセスタイム200ns品のようです。今の感覚からするとかなり遅く感じますが、450nsや650nsなどというのが普通にある時代のものですのでそう遅いわけではありません。
マーキングはレーザのように見えますが、最近の見にくいものと違って読みやすいので助かります。彫りが深いせいでしょうか。
裏側にもなにやらマーキングがありますが詳細不明です。
左のイジェクトピン跡には「PHILIPPINES」とありフィリピン製であることがわかります。右側には意味は不明ですが「T 111」とあります。
例によっていつどこで入手したものかわかりません。
比較のため前回の写真も再掲しておきます。
上はNEC μPD2114LC-2で250ns品、下は三菱のM58981S-45で450ns品です。先ほどの200nsが遅かったわけではないことがわかりますね。
参考文献・関連図書:
2114Aデータシート, Intel.
関連項目:
コメント
2114良いですね
アーケードゲームでも多用されました。私のパーツBOXにも沢山あります。NEC製のがたまらないですね。コイツとても熱くなるんです。Z80と2716と2114は一世を風靡したパックマンの基板ですね。
Re: 2114良いですね
ゲーム基板はあまり詳しくありませんが、定番デバイスだったんですね。
少数で済むならこのような多ビット品は便利だったのでしょう。
当時のマーキングって既にレーザーだったんですかね?
中にニクロム線が入ってる「焼きごて」みたいなのでジュージューと
力技でマーキングしている工程みたいなのを想像していました。
Re: 当時のマーキングって既にレーザーだったんですかね?
どうなんでしょう?
確証があったわけではありません。エッジがシャープなのでそうなのかなと思っているだけです。
彫りがかなり深いところは最近のレーザとは異なっていますね。
コメントを追加