2017-03-01 18:03 — asano
以前AVRマイコンの開発用に製作したものなのですが、何をするものなのかわからなくなってしまいました。
自分で作っておきながらわからなくなるとはマヌケな話ですが、憶えているのはパラレルプログラミングによってどこかのFuse bitを書き換えるツールだということだけです。
AVRの書き込みは一般にISP (In Sysem Programmer)で行なうことが多いです。これだとターゲットに挿したまま数ピンの線をつなぐだけで可能(ターゲットの設計に少し配慮は必要ですが)です。私も基本的にこのISPを使用しています。
しかし一部にISPでは書き換えられないFuse bit (デバイスの設定のようなもの)が存在し、またあるFuse bitを設定するとISPが使用できなくなるということもあります。
それで通常の書き込みはISPで行なうとして、ISPで書けないFuse bitを書くか、ISP不能状態から脱出するためのツールのはずなのですが、対象デバイスが何なのか、対象Fuseは何なのかわからなくなっています。
奥の緑のソケットがターゲットデバイスを挿すためのものですね。贅沢にも3M/TEXTOOLのものを使用しています。
手前のトグルスイッチとボタンは、トグルスイッチでFuseのOn/Offを決めて、赤ボタンで書き込みだと思います。
AT90S1200-12PCはコントローラのマイコンです。このAT90S1200は100円程度で買えたので気軽に使用できました。はっきりいって上のソケットの方が何倍も高価です。
左側の2ピンのコネクタは電源で、おそらく15V以上が必要だったはずです。
TO-92パッケージが3つありますが、左からS81350HC, 78L12, 2SC1815になります。S81350は5Vのレギュレータ、AT90S1200とターゲットの電源を供給します。パラレル書き込み時には12Vも必要なので78L12で作っています。上で15V以上の電源が要ると書いたのはこの12Vが必要なためです。
裏面です。
電源周りが少しゴチャっとしている他は1対1で接続されているだけでシンプルな回路になっています。面倒なところは全てAT90S1200のソフトウェアに任せているからですね。
それにしてもこれは何だったのでしょう? 一番可能性が高いのはAT90S1200の内蔵発振回路の切替ですかね。
2017年5月21日追記:
予想通りAT90S1200のRCEN書き換え(内蔵発振回路の有効化)ツールでした。未完成でしたが...
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