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SCSI中継ブラケット


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今回のものはUltra Wide SCSIを外部に引き出すためのもの、ほぼ新品同様の状態で出てきました。おそらく使うあてがあって買ったものの、結局使わなかったのでしょう。

中継ブラケット
空きスロットに取り付けるためのブラケットが付いています。

SCSIアダプタには通常外部コネクタがあるのにこんなもの何に使うか疑問を感じるかもしれませんね。でも意外と使い道はあると思います。

  1. Dual(2チャンネル)のSCSIアダプタの中には外部コネクタは片方のチャンネルしか無いものが多くあります。通常のコネクタがブラケットのサイズの問題で2つ配置できないからです。特殊な小型コネクタを採用して両チャンネル出すか、片方は内蔵ドライブ用と割り切って通常コネクタで片方だけ出すか、メーカが選んだ結果です。
    そのような場合にもこれを使用することで両チャンネルを外部に引き出すことができます。
  2. ドライブベイの多いケースを外付けドライブ専用に使用する場合。
    実際には電源をどうするか考えないといけません。ATX電源はマザーボード無しではONしませんし、ある程度の負荷が無いと安定しないことがあるためです。ドライブのみの構成は電源が想定している負荷とは違うので正常に動作しない可能性があります。

    例えば2台のPC A・BがあってAをファイルサーバとして、Bを代用ルータとして使っているとします。Aは多数のドライブが必要ですがベイが足りない、Bにドライブ不要という状況で、Bのケース内にA用のドライブを格納するなんていう使い方なら電源の問題は少なくなりますね。Bが省電力モードにならないように注意は必要ですが。

中継ブラケット 内側
これは反対側(ケースの内側にあたります)です。小さな基板で中継しています。

ところでコネクタがオスとメスならまっすぐ結線するだけですみますが、この中継はメスとメスです。どうなっているのでしょう?

基板をよく見るとスルーホール(表裏を接続しているだけなのでビアといった方が良いか)が並んでいますね。

基板反対側 アップ
基板の反対側を拡大してみると向かい合う端子間で表裏を入れ替えているのがわかります。


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