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NEC uPD7751C


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大昔に買ったものの放置してきたICがまた一つ見つかりました。

uPD7751C
NEC製のμPD7751C、1982年製ですね。

実はADPCMのICらしいということ以外まったくわかりません。
よくわからないまま店頭で見かけて「音声合成」の名称に惹かれて買ってしまったんですね。確かコピー数枚の資料が付いてきたと思うのですが、行方不明です。

PSG等と同じようにCPUバスに繋げばよいと期待したのだけれど、そう簡単ではなかったのではないかと思っています。

今どきはネットで探せばかなり古いデバイスでも何らかの資料が出てくることが多いのですが、このμPD7751Cに関してはまったくといってよいほど見つかりません。番号の近いμPD7752, μPD7759もやはりADPCMのICで、こちらはデータシートもあるのですが。

SEGAのアーケードゲームの基板に使用されていたようで、検索するとゲーム基板の情報はヒットするのですがICの詳細は不明です。


コメント

NEC製のPCM系IC(擬音IC)と言えば、一昔前のからくり時計によく使われていました。特にリズム工業のものでよく使われていましたね。時計メーカの特注品なので型番やパッケージこそ違いますが機能はこれと同じようなものだと思います。スモールワールド音楽隊という時計を持っていますが、これは面白いことにPCMのICとメロディICを搭載していてOP/ED曲がPCM、時報メロディがメロディICの電子音です。この時計はFM音源を搭載した”音質改良版”というのも存在したそうですが、この旧音源版のメロディICはムーブ内のコイル駆動も兼ねているようです。QFPパッケージですが、SHARP製の型番が”LR34673”でLR34633を連想させますな。

時計はあまり詳しくないので違っているかもしれませんが、
たいていはワンチップのものと思います。

これはADPCMデータのROMもDACも外付けなのでちょっと違うと思います。
サンプリング周波数も4,5,6kHzなのでメロディには使いづらいかと。

そういえば旧音源版もメロディICとコイル駆動ICがワンチップ化されていましたね、
時計によっても異なりますが、ROMやDACが別でついているものもあります。カスタムなのでデータシートはありませんが、同じ時計でも時期によって違ったりするので面白いです。

本当に欲しかったのは「テキストを流し込むと喋る石」なんですよね。当時テキストは無理でも発音記号相当のデータで喋る石はありました。SC-01とかSSI263とか、どこかの雑誌に製作記事も出ていたように思います。
このμPD7751Cは「合成」というよりROMに録音したものを「再生」するだけ。

ちなみに https://electrelic.com/electrelic/node/620 に書きましたが、当時貰った資料は発見しました。ピン配置および8243を使うところからこのμPD7751Cって実は中身はMCS-48のプログラム品ではないかと疑っています。

そうなんですよね。
ROMアドレス用に8243がいるというところでもしやと思い、ピン配を比べてみたら...(^^)

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