2017-07-14 21:18 — asano
EXB-8200の後継機で、記憶容量も増え厚さも半分になったEXB-8505シリーズです。
左がEXB-8505、非圧縮で5GBの容量があります。容量はEXB-8200の倍になっており、圧縮を有効にすれば約10GBほどになります。
右は富士通 X5634AFに入っていたEXB-8505XLS、こちらは長い160XLテープに対応して非圧縮7GBの容量になります。
両者は外見上ほとんど違いがありません。テープが長くなるということは(カセットサイズは共通なので)テープが薄くなるということですから、おそらくはメカデッキに違いがあるのでしょう。
またEXB-8200にはなかった圧縮機能が付いていますが、個人的には興味はありませんでした。どうせホスト側でcompressかgzipで圧縮をかけてしまうのでまったく意味が無いからです。
圧縮機能の無いバックアップソフトを使っている人や、ホストに負荷をかけたくない場合には有効です。
EXB-8505の正面です。
イジェクトボタンの形状がXLSと異なっていますが、この程度は製造時期や納入先で変更することもあるくらいなので同一といっても良いでしょう。
1992年11月製造ということはほぼ四半世紀前のものということになりますね。
EXB-8200同様、各コンポーネントのシリアルやリビジョンがリスト化されています。
背面のコネクタは右端が診断用のもの、次の6ピンはSCSI Id設定のためのものです。
電源とSCSIは説明不要ですね。SCSIコネクタの上にはターミネータ用のソケットがあります。
左端は何でしょうか? XLSではショートピンが挿してあるので何かのスイッチなのは確かです。
EXB-8505XLSも前面・背面はほとんど同じなのでラベルのある上面だけ写真を載せておきます。
ラベルの枚数が増えていますが内容はほぼ一緒です。
シリアル・リビジョンのリストから「SSV」「SPR」がなくなっていますが、隙間から覗くかぎり内部構成には大きな違いが見られません。管理対象から外れただけなのでしょうか?
実は少なくとももう1台EXB-8505(たぶんXL)を持っています。PCに内蔵していたのですが、使わなくなってからも外すのが面倒で配線だけ外してそのまま入れたままになっています。あとDDS3のドライブも同じように入っているはず。
コメントを追加