2017-09-13 21:19 — asano
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「出土品」を取り上げるのは久しぶりですね。今回はSony製のSRAMです。
CXK5864BSP-10L、8k×8bit構成の64k SRAMです。データシートをみると「8,192-word × 8-bit High Speed CMOS Static RAM」とあり、「-10L」なので一瞬10ns品を期待してしまいましたが、よく読んだら100ns品でした。70ns,100ns,120nsのラインナップはこの頃のSRAMとしては特別高速ではないと思うんだがなぁ。
パッケージはDIP(600mil), DIP(300mil), SOPとあって、これは300mil DIPのものです。前に64k SRAMのところで64kでは珍しいと書きましたが、いくつも持っているところをみるとありふれていたのかもしれません。
600mil DIPのものは「BSP」のところが「BP」に、SOPのものは「BM」となります。データシートには各パッケージごとの寸法のほか、なぜか重さも記されていました。気になって他社の資料も確認したら、どこも載せていますね。今まで関心が無かったから目に入ってなかったみたいです。
信号(ピン配置)は日立のHM6264などと共通です。
HM6116以降の8ビット幅のSRAMの多くは同容量のROMとともにピン配置が標準化されているので助かります。タイミング等も似ているので大抵はそのまま置き換えることが可能です。
参考文献・関連図書:
CXK5864BP/BSP/BMデータシート, Sony.
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