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MC6803を動かす


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手配していたロジックICが到着したのでSBC6303ルーズキットMC6803を載せて試してみることにします。

SBC6303ルーズキット
そのままではMC6803を動かすのに支障があるので一部変更しています。

まずNMOSのMC6803と組み合わせるのに74HCシリーズはマズいので74HCTシリーズに換えます。キット資料によればLS/ALS/ASとありますが、VIHの問題なら74HCTでもいけるはずです。

次にMC6803はクロック上限が1MHzなのでクロックを下げなくてはなりません。シリアルのボーレートも変わってしまうので半分の0.6144MHzにすることにします。これならボーレートも半分の4800bpsになるのでROMのソフトウェアを変更する必要がありません。

クリスタル
元に戻せるようにクリスタルをソケットで差し替えできるようにしました。線を長くするのは好ましくありませんが、この程度なら大丈夫です。

大昔の無線機などではクリスタルのソケットが並んでいてツマミで切り替えて周波数を変えるものがありました。まだPLLなど無い頃の話です。

あとMPUのソケットもZIFタイプを載せています。

これで準備は出来たのでMC6803を実際に載せて試してみます。

一つ目は上の写真のモノです。電源を入れるとLILbugの起動メッセージが現れました。「OKか」と思ってコマンドを入力しようとしましたが、エコーバックも返ってきません。

何度かリセットしてみても駄目です。何が起きているか探すのは後にしてもう一つ試してみることにします。

2つ目は入力も出来ました。メモリダンプやレジスタ表示などのコマンドを試してみましたが大丈夫のようです。

あとは残りを試さなくてはなりません。

それと動きのおかしかった一つ目の詳細を確認しないといけませんね。途中までとはいえプログラムは走っているのである程度は追えそうです。ただLILbugは役に立たないのでプログラム書かないといけません。

参考文献・関連図書: 
鈴木哲哉(2018)『SBC6303技術資料』
"LILbug Monitor for the MC6801L1", MC6801L1UM(AD), Motorola.

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