2018-08-03 17:15 — asano
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昨日の「電話機編」に引き続き今日は「交換機編」をお送りします。
まずはもっとも原始的なものから。
1回線に2台の電話機を接続する転換器です。
前に取り上げた自動転換器と異なり手で切り替える単なるスイッチです。
これは以前身近なところで使われていました。
30年以上前のことですが祖父が下宿をやっていて、転換器と家族用の電話機が居間に下宿生用の電話機が廊下に置かれていました。普段は居間の電話機に切り替えてあって、外からかかってきた電話が下宿生あてだったら大声で呼ぶのです。廊下の受話器を取ったところで切り替えてやると通話できるというわけです。
取る前に切り替えると切れてしまうので注意しなくてはなりません。
30年以上前のことですが祖父が下宿をやっていて、転換器と家族用の電話機が居間に下宿生用の電話機が廊下に置かれていました。普段は居間の電話機に切り替えてあって、外からかかってきた電話が下宿生あてだったら大声で呼ぶのです。廊下の受話器を取ったところで切り替えてやると通話できるというわけです。
取る前に切り替えると切れてしまうので注意しなくてはなりません。
ステップ・バイ・ステップ方式のA形自動交換機、電話機が接続されていて実際に動作させることが出来ます。
一桁ダイアルするごとに(よく観察するとダイアルが1戻るごとに)交換機が動いていくのがわかります。また受話器を置いた時にリセットされる様子などもわかるので、思わずいろいろと試してしまいましたね。
同様にH形自動交換機も動かすことが出来ます。こちらには度数系なども付いています。
ここまでは展示室に並んでいるもので開館していればいつでも見られます。
運がよければ(館長が在館していて時間があればかな)さらに見せてもらえるかもしれません。
館長自ら案内してくれて廊下を進みます。普段は節電のため消灯しているようで点灯しながら行くのですが、迷路のようで現在位置がわからなくなりそうです。
おそらく電話局として使われていた頃の部屋をそのまま使っているのでしょう。かなり奥だと思われます。
種類の豊富さという点ではもちろんNTT技術史料館の方が上ですが、ここのは全部ではないと思いますが動態保存されているのが特徴です。これも普段は電源が切られているので館長が入れてくれます。
するとリレーがカチカチと動き始めます。誰も通話していない状態でも数秒周期でなにか動いているようです。
電話機も接続されていてダイアルして動作させられます。まぁクロスバー式なので上のA形やH形のように見てわかるわけではありませんが。
次回は残りを紹介して門司電気通信レトロ館を終わりにしたいと思います。
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