Hitachi HD146818
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今では単体を見ることもなくなりましたが、多くの人がお世話になっているものです。
このHD146818はRTC (Real Time Clock)と呼ばれる類のデバイスで、装置の電源が切れている間もこのデバイスだけは(電池等で)通電して時を刻むのに用いられます。
今では単体を見ることもなくなりましたが、多くの人がお世話になっているものです。
このHD146818はRTC (Real Time Clock)と呼ばれる類のデバイスで、装置の電源が切れている間もこのデバイスだけは(電池等で)通電して時を刻むのに用いられます。
今回は80系の同期/非同期シリアル通信コントローラ8251 USART (Universal Synchronous Asynchronous Receiver Transmitter)の紹介です。
これはOKI電子デバイスのMSM82C51A-2、8251のC-MOS版です。
この8251、Z80 SIOが高価だったこともありZ80システムに使われることも多かったですね。
有名どころではNECのPC-8001, PC-8801の各シリーズのカセットインターフェイスやシリアルポートに使われています。これはまぁNECがZ80はCPUしか製造していなくて、8251は自社で製造していたという理由でしょうが。
雑誌等に掲載されたZ80システムの製作記事でもZ80 SIOより8251の方が多かったように思います。
Slot 1 時代のIntel Celeronが出てきました。
カードエッジのところにピン番号としてA1, A73, A74, A121とあるのでこちら側が「表側」だと思うのですが確証はありません。
ファンに「Intel」ロゴが付いていることから、ヒートシンクとファン付きの「Intel boxed processor」でしょう。日本語でも名前があった気がしますが、今見ている資料が英語のデータシートなのでそのまま記載しておきます。よく見ると小さな字で「SANYO DENKI」表記もあり、あの山洋電気のファンが使われているとわかります。
Zilog製のCIO (Counter/Timer and parallel I/O port)です。
これはZ8000などのマルチプレクスバス用のZ8036、Z0803606VSCです。6MHz版のPLCC 44ピンパッケージ入りのものです。
Z80シリーズも残すところPIOだけとなりました。KIOは持っていないどころか見たことも無いのでパスです。
シャープ製のLH0081A (Z80A PIO)です。
今回は80系のちょっと珍しいペリフェラル、8279です。
まずは東芝製のTMP8279P-5、1983年製でしょうか。Toshibaロゴが古いですね。
これは鈴商で8255の山の中に混じっていたように記憶しています。
日立製のCRTコントローラHD6445が出てきました。
ベースは日立が開発したHD46505 CRTC(シャープのX1等多くのパソコンに使用されました)です。これは後にモトローラからもMC6845の名で出荷され、CRTコントローラのベストセラーの一つです。これをC-MOS化するとともに拡張したのがHD6345 CRTC-IIで、これは68系バスだったのですが80系に変更したのがこのHD6445になります。
日立は後に更に拡張したACRTC (Advanced CRTC)をリリースすることになります。これは拡張というより全く原型を留めないほどの変更ですね。「CRTC」の名前を引き継いだという方が正確なところです。
各社の8255 PPI (Programmable Peripheral Interface)です。
まずはIntelオリジナルのP8255A-5です。あまり見かけないので見つけたとき思わず買ってしまいました。
マーキングが読みにくいですね。現物でも光の角度を変えて見やすい向きを探さないといけません。
下のほうが読みにくかったので角度を変えて撮影したものも載せておきます。
Zilog製のZ85230 ESCC(Enhanced Serial Communications Controller)です。
Z8523010VSC、10MHz版のPLCCパッケージ品です。他に同機能でアドレス・データがマルチプレクスバスになったZ80230というのもあります。
Z80 SIOはもともと高機能なシリアル通信の石でしたが、それを拡張してZ80への依存をなくしたのがZ8030/8530でした。これをさらに改良したのが今回取り上げたZ80230/85230というわけです。ちなみに間にZ80130/85130というのもあったようなのですが、私は見たことはありません。