EEPROMに設定やメモリ内容を保存し、また読出します。
まずは設定情報です。
EW
EW <eeprom>
ER
ER <eeprom>
1.の形式では最後に使用したEEPROMに設定情報を保存します。
起動時にはプロセッサボード上のEEPROM→基本ボード上のEEPROMの順に読出しを試み、最初に成功したものを設定の初期値として使用します。したがって起動直後にこの
EW
コマンドを実行した場合、プロセッサボード上にEEPROMがあればそれを、なければ基本ボード上のEEPROMをアクセスします。
2.の形式では<eeprom>に0が指定されれば基本ボード上の、1が指定されればプロセッサボード上のEEPROMに設定情報を保存します。
3.の形式では最後に使用したEEPROMから設定情報を読出します。
4.の形式では<eeprom>に0が指定されれば基本ボード上の、1が指定されればプロセッサボード上のEEPROMから設定情報を読出します。
つづいてメモリ内容、EEPROMは常にプロセッサボード上のものが使われます。
ES
ES <saddr>,<eaddr>
EL
EL <offset>
EV
EV <offset>
5.の形式では最後のLコマンドで読み込んだ範囲のメモリをEEPROMに保存します。
6.の形式では<saddr>から<eaddr>までのメモリをEEPROMに保存します。
7.の形式では保存時のアドレスに読出します。
8.の形式では保存時のアドレスに<offset>を加算したアドレスに読出します。
9.の形式では保存時のアドレスのメモリ内容とEEPROMの内容を比較します。
10.の形式では保存時のアドレスに<offset>を加算したアドレスのメモリ内容とEEPROMの内容を比較します。
EV
コマンドの使い道としては、ES
コマンドで正常に保存されたか確認するためというよりは、EL
コマンドで読出したメモリが変更されていないか確認するのに有用です。