EMILY Boardの動作モードを設定します。
サブコマンドなしの場合
Q
1.の形式ではすべての設定項目の一覧を表示します。
サブコマンドA
(自動ロード)の場合
QA
QA <mode>
2.の形式では自動ロードの設定状態を表示します。
3.の形式では自動ロードを設定します。<mode>が、0のときは自動ロードをせず、1のときは起動時にEL
コマンドを自動的に実行し、2のときはEL
コマンドの実行に続いてターゲットのリセット状態を解除しターゲットプロセッサを実行状態にします。
サブコマンドM
(メモリモード)の場合
QM
QM <mode0>,<mode1>,...,<mode7>
4.の形式ではメモリモードの設定状態を表示します。
5.の形式ではメモリモードを設定します。メモリモードは最大で8つまで設定でき、もちろん必要が無ければ1つでも構いません。
例えば
他のコマンドでアドレスを指定するときに
QM 00,01,06
と設定したとします。他のコマンドでアドレスを指定するときに
2:0040
のようにすれば3番目の<mode2>のメモリモードであるモード06でアドレス0040を指定したことになります。モード06は12ビット8進モードなのでアドレス0040は8進数と解釈されます。
この機能は、複数のアドレス空間を使い分ける場合のほか、同じメモリを異なった形式で扱いたい場合にも使用できます。
サブコマンドS
(共有メモリアドレス)の場合
QS
QS <addr>,<step>
I/Oリクエストを受け付けるための共有メモリのアドレスを設定します。
6.の形式では共有メモリアドレスの設定状態を表示します。
7.の形式ではアドレス<addr>から<step>毎の16ワードが共有メモリとして設定されます。<step>として使用可能なのは1, 2, 4のいずれかで、省略されたときは1が指定されたものとみなされます。
メモリモードが12/16ビットの場合はその下位8ビットが使用されます。
例えばエリア1のメモリモードが04(16ビットモード)の場合にQS 1:0f80,2
と入力すると、共有メモリとして使用されるのはアドレス0F80, 0F82, 0F84, ... , 0F9Eの16ワードの下位8ビットとなります。