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TR4941(分解編 その1)


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なかを見てみたくて買ったTR4941、あれから数年経ってしまいましたが先日遂に開けました。

裏のネジを4本外すと表のカバーが上下に分かれて外れます。上カバーにはグランド線がネジ留めされているので注意します。


左が本体、上のカバーは通風孔が空いているだけのカバーですが、下のカバーには操作パネルが付いています。

まずは下のカバーから見ていくことにします。

曲げ癖がハッキリついているうえに、コネクタはピン数がそれぞれ異なっていて逆挿し防止のキーもありますからそのまま抜いてしまってOKです。


操作パネルの基板は6本のネジで固定されているのでナットを外します。

こういう場合、カバー側にナットがインサートされている(あるいは直接タッピングで)ことが多いと思いますが何故か逆になっていますね。組み立てるときの位置決めのためかな。

ナット回し探すのが面倒でペンチで外してしまいました。


下側のキーパッドはゴムシートでフロントカバーと基板でサンドイッチされて固定されています。

突起が何ヶ所か基板の穴に入って位置決めしていますので横にずれはしませんが、持ち上げれば簡単にはがせます。


8279 Programmable Keyboard/Display Interfaceが使われていますね。キーマトリックスのスキャンとダイナミック点灯を行なってくれます。コストにうるさい民生品なら汎用I/Oをソフトウェアでスキャンすることも多いと思いますが...

横に2つ並んでいるSN74LS42NはBCDから10へのデコーダですが、LEDは13桁あって足りないので3ビットから8へのデコーダを2つ並べているのかな。でもそれなら74LS138の方が使いやすそうなんだけれど。

SN75468Nは7素子のダーリントントランジスタアレイ、LEDのセグメントのドライバかな。7セグメントのデコーダがないのでおそらくはソフトウェアデコードと思います。d.p.は未使用か、右横のトランジスタか。

左上に並んでいる2SA695は桁ドライバと思われます。14個と一つ多いのは7つある単独のLEDを14桁目としているのかも。ちなみにこれ、ピン配置が逆のBCEですね。

以上、パターンを追ってはいないのであくまで想像です。

次回は続きのメイン基板編か、DC/DCコンバータの部品を調達したのでニキシー管の点灯編か、どちらかの予定です。

参考文献・関連図書: 
SN75468,SN75469データシート, Texas Instruments.

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