パーソナルなコンピュータの入力装置事情 (第2回: キーボード)
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マイコンキットのモニタや簡易アセンブラ程度なら専用キーボードでもなんとかいけましたが、BASICなどの言語を使用するならフルキーボードが必要になります。
16進テンキーのマイコンでもオプションでフルキーボードが用意されたものもありました。メモリとディスプレイ回路を追加してBASICを実行するためのものです。
基板むき出しではなく完成品のパソコンになるとフルキーボード搭載が一般的になります。
キーボードの形態としては一体型と分離型がありました。
当初はキーボードは本体と一体になっているのが普通でした。現在のキーボードを分厚く(10cm程度)して中に本体機能を収めたようなものです。
厚さを増すと操作しづらくなるのでキーボードの下に基板を1枚配置し、拡張スロットや電源などは奥に配置するのが普通です。
奥行きを伸ばしてディスプレイを上に乗せるようにしたものもあります。日立のベーシックマスターレベル3などがこの形式です。
上位機種の多くは次に述べる分離型に移行していきましたが、低価格機を中心に一体型もしばらくは残りました。