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近代科学資料館 (再訪編)

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近代科学資料館が三月一杯で休館するという情報があったので、その前にもう一度行ってきました。

電動式計算機
これはタイガー計算機製の電動式計算機です。

機械式計算機のハンドルを電動モータで回転させるようにしたもので、計算の仕組み自体は機械式そのものです。かなりの騒音だったとか。

手動式のものは私も入手できたようにたくさん残っていますが、電動式はほとんど残っていないそうです。

MC68kボード復活作戦(その3)

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前回ACIAを交換してみたところまで書きました。

レベルコンバータのMAX232も手持ちのSP3232と換えてみましたが、やはり駄目でした。チャージポンプのキャパシタが悪いのかもしれませんが、この基板はあまり弄りたくないので迷うところです。

SP3232Eのデータシートによるとチャージポンプ用キャパシタは0.1µFで十分と書かれていますが、上限については見当たりません。この基板では当時のMAX232の資料を元に22µFのケミコンを使っています。30年の間にドライアップなど劣化したのか、単純に容量が大きすぎるのか。

いろいろ試しているうちにレベルコンバータのICを抜いているとTxDataに信号が出ていることに気づきました。リセット直後に130回ほど変化しています。

これはオープニングメッセージかもしれません。

同じころソースコードから通信条件が 7ビット・偶数パリティ・ストップビット2 であることもわかりました。今ならこんな設定にはしませんが、元になったモニタの設定をそのまま流用したようです。

MC68kボード復活作戦(その2)

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ROMが用意できたのでいよいよハードウェアを動かしていきます。

まず電源とシリアルの線が失われてしまっているので何とかしなくてはいけません。このボードは思い出も多いのであまり弄くりたくないのと、本数も少ないので基板から直接リード線で引き出してACアダプタ用のDCジャックとD-Sub 9ピンのコネクタをつけました。MAX232付近に必要な信号がそろっているのでそこから引き出します。

電源の極性を十分確認してから電源を投入してみます。

HD468A50Pの送受信クロックは153.6kHzだったのでボーレートは9600bpsと思われます。ターミナルも準備してリセットを何度か押してみますが何も出てきません。

MC68kボード復活作戦(その1)

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今回から数回に分けてMC68kボードを動かしてみたくなっていろいろ試してみたことについて書いてみようと思います。

MC68010ボード
最初発掘したときの写真にはまだ電源のコードが付いていましたが、いつの間にか取れてしまっていました。

Z80ボードの時は発掘してすぐに動作確認していました。ところがMC68kボードの方は確認が難しかったのでそのまま放ってありました。

NEC uPD77P20D

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今度のものは初期のDSP(Digital Signal Processor)です。

uPD77P20D
NEC製のμPD77P20D、μPD7720AのマスクROMをUV-EPROMに置き換えたものです。

元になったμPD7720は1980年の発表と古いものですが、入手したこれは1995年製と比較的新しいものでした。NECロゴも新しいものになっています。

今では汎用プロセッサを用いて音声信号の処理を行なうことは簡単ですが、1980年頃のプロセッサでリアルタイムの音声処理を行なうことは容易なことではありませんでした。そこで汎用性を犠牲にして音声などの信号処理に特化したプロセッサが作られました。それがDSPです。

N8X300を動かすには...

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確定申告の締め切りが迫っていてこんなことをしている場合ではないのですが...
先日のN8X300を動かすために何が必要か考えてみました。

N8X350
データ用RAMは専用のN8X350を入手できています。

やはりバイポーラのSRAMで、256×8bit構成です。N8X300のデータ用メモリ空間は256×8bitが2バンクなのでこれ一つで片方を埋めることができます。

このRAMの面白いところはアドレスラッチを内蔵しているところ、アドレスとデータのバスを並列にしてN8X300のIV0IV7に直結が可能です。ファミリなので他の制御線もそのまま接続できます。

8259 PIC

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これはPCなどに採用されたので広く使われましたが、私はこれまであまり関わることがありませんでした。

uPD8259AC
NEC製のμPD8259AC、オリジナルはもちろんIntelの8259A PIC(Programmable Interrupt Controller)です。8080, 8085, 8086/8088に対応した割り込みコントローラになります。

これは1983年製のようですね。

このデバイスは8本の割り込み入力ピンを持ち、そのどれかに入力があるとCPUに対し割り込み要求を行ないます。次にCPUがINTA(割り込み応答)サイクルを実行するので8本のうちどれに入力があったかを応答します。

割り込み要求までは全プロセッサ共通ですが、INTAサイクルは 8080, 8085 と 8086/8088 では異なっています。

6桁周波数カウンタキット

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今回出てきたのは大昔に作ったキット。

6桁周波数カウンタキット
秋月電子通商の6桁周波数カウンタキットです。

バラックのまま出てきましたが当時もこの状態で動かしていたように思います。主にロジックの数MHz程度で使っていたのであまり問題にならなかったのでしょう。

250MHzまで測れるプリスケーラも付属していたはずですが、結局一度も使わなかったような。今回も未発見です。

N8X300

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またまた変わったマイコンが手に入りました。

Signetics N8X300I
SigneticsのN8X300というものです。8135とあるので1981年製でしょうか。

これにはいくつかの風変わりな点があります。

まずはパッケージです。パッと見では変わっているように見えないかもしれませんが、ピン数を数えてみてください。片側25の50ピンなのです。48ピンの上は64ピン(表面実装では52ピンがあります)しか無いと思っていたのですが...

ピン間は標準的な100mil、幅は64ピンと同じ900milとなっています。

次に半導体プロセスも変わっています。現代のプロセッサはほぼ全てがCMOSプロセスです。それ以前はnMOSが使われ、最初期の4004などはpMOSプロセスが使われていました。

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