Z80 IX,IYのテクニック

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8080からZ80になってありがたいことはいろいろありますが(ハード屋なら5V単一電源になったことが一番ありがたいかも)、IX,IYレジスタが追加されたこともその1つです。でもIX,IY関係の命令って意外と使いにくいのです。

まずHLレジスタと併用できないこと。これはHLレジスタを使う命令にプレフィックスとして0DDH, 0FDHを付けることでHLの部分がそれぞれIX, IYに替わり、(HL)は(IX+d),(IY+d)に替わるようになっているためです。ですから

ADD     IX,BC

はできても

ADD     IX,HL

はできないのです。
例外的に

LD      H,(IX+4)

のようにHまたはLと(IX+d)または(IY+d)の間のLD命令は使えます。

80系でリロケータブルを実現する

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80系(8080,Z80,8085)で真のリロケータブルコード(PIC)を書くことはほぼ不可能です。

これらのプロセッサが現役だった頃、リロケータブルなコードといえば現在のPIC (Position Independent Code)の事を指していました。好きなアドレスにロードすればそのまま(書き換えたりせずに)実行できるコードです。
MC6809では普通に可能だったので、6809ファンの友人によく馬鹿にされたものです。

PICであるためには何が必要で80系では何が欠けているのか考えて見ましょう。必要なのはコード内のアドレスを正しく求め、参照できることです。

やっと確定申告を出せました

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ここ何週間も四苦八苦していた所得税の確定申告をやっと出すことができました。

確定申告自体は10年ほど出していたのですが、これまでは給与所得+株・FXだったのでWEB上でチョイチョイと数字を入れるだけで済んでいました。
しかし今回からは事業所得(まだ赤字ですが)でしかも青色申告なので、やれ棚卸しだ決算だと慣れないことばかりです。これまで表計算で帳簿付けてきたのですが、いざ決算書等を作ろうとするとわからないことが次から次へと出てきます。結局、専用のソフトウェアを購入して1年分を再入力することになってしまいました。
それにしても1年目はまだ慣れていない上に、開業前から持っていたカードの利用分が引き落とされたり、プロバイダ料金はいつの分がいつ請求されるか、など例外的な事項が多くて大変です。こういうことって本等にもあまり書いていないんですよね。

そんなわけで何とか仕上げて投函してきました。
あとは税務署から電話かかってこないことを祈るのみです。

80系アセンブラのテクニック

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2日目の今日は80系(8080, Z80, 8085など)のちょっと懐かしいテクニックです。

今こんな書き方をすると、わかりにくいと怒られるか、パイプラインなどに悪影響が出たり技術的にもデメリットになったりしますので避けるべきですが、当時はそれなりにメリットもあってよく使われていました。

一つは命令の途中に飛び込むというものです。例えばこんな感じです。


   1:	8000          	    ORG 8000H
   2:	8000          	entry1:
   3:	8000  3EAF    	    LD  A,0AFH
   4:	8002  3200FF  	    LD  (0FF00H),A
   5:	8005  C9      	    RET

3行目でAレジスタに0AFHを入れ、4行目で0FF00H番地のメモリに書き込んで、リターンするだけのものです。
ここでは8000Hがエントリポイントですが、8001Hもエントリポイントと考えると以下のようになります。オブジェクトは上と一緒です。

16進の表記方法について

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今回からしばらくはちょっと趣向を変え、ソフトウェアについて書いてみたいと思います。1回目は「ソースコード等に16進を記述する際の記述方法」です。

  • (F300)16
    コンピュータを離れるとこれが一般的でしょうか。
    ただコンピュータ以外で16進表記を使うことはあまり無いので、昔数学か何かでやったはずですが完全に忘れていました。さすがに当時の教科書は残していないと思うので、当時の表記方法が同じだったのかはわかりません。
  • 0xF300
    C言語をはじめ最近の言語では一般的な記述方法ですね。
    「x」をつけずに「0」で始まると8進だとみなされます。私は8進なんて使わないという人でもこれは知っておく必要があります。桁をそろえるなどの理由で「012」などと書くと(12)10ではなく(12)8=(10)10と解釈されるからです。
    定数「0」は実は8進定数として処理されているのだとか。結果は変わらないですが。

    今ではアセンブラもこの記述方法が多いです。

IDT7134 Dual Port SRAM

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今設計中の機器で使おうと思って調達したメモリです。

IDT7134 DIP
IDT製のIDT7134SA35P、デュアルポートRAMという種類の特殊なRAMです。容量は4k×8bitと前時代的な小ささにもかかわらず、48ピンDIPという大きなパッケージに入っているのはその特殊性ゆえで、「デュアルポート」の名のとおり電源以外のアドレス・データ等の信号が2つずつあるのです。

SONY CDU561-01

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今回のモノは比較的初期のCD-ROMドライブです。

CDU561 正面
SONY製のCDU561というCD-ROMドライブです。

左からヘッドホンジャック、ヘッドホン用のボリューム、アクセスLED、イジェクトボタンと今のドライブと変わりはありません。右端の穴は強制的にイジェクトするためのもの、中にスイッチがあるわけではなく機械的に動かすのでそれなりに丈夫なもので押す必要があります。

挿入口に「CADDY LOADED」とあるのはディスクがセットされていることを表しています。セットされていないときは確かCDロゴの付いたグレーのカバーが見えるようになりました。

SED9420

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今回のデバイス、昔は単独のICでしたがコントローラに内蔵されるようになり、現在では用途そのものが無くなりつつあります。

SED9420C
これはSED9420C、フロッピーディスク用のデータセパレータのICです。

AVR用ツール

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以前AVRマイコンの開発用に製作したものなのですが、何をするものなのかわからなくなってしまいました。

AVRツール
自分で作っておきながらわからなくなるとはマヌケな話ですが、憶えているのはパラレルプログラミングによってどこかのFuse bitを書き換えるツールだということだけです。

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